転職について最近考えることが多いので、キャリアをズラすことの意味と、自分の理想の仕事について、自分のこれまでのキャリアを考えてみました。
今回のブログのベースになっている本はこちら。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
- 作者: 北野唯我
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ズラすキャリアの要素
自分が意識して職歴を作っている要素は3つあります。
- 国
- 業界
- 職種
例えば、 一番初めのキャリアは、日本の、IT業界の、ITエンジニアでした。設計してプログラム書いてテストしてとバリバリの下流工程含めた黙々とこなしていました。
キャリアをずらす
先程の3要素のうち1つを常に変えて「ずらす」ことを実践しました。異動・昇進・転職のなかで、職種→国→業界→・・・とキャリアをズラしました。変わった1要素については、猛烈な勢いで勝手にキャッチアップできます。
最初は新しい要素、例えば新しい職種についたら、とても疲れるんだけど、無意識のうちに自分自身で勝手に新しい職種で必要なスキルや動きを学習をしているんだと思われます。だから、気づいたらキャッチアップができていて、そのときには自分のできることの幅が広がっているという具合に勝手に成長しています。同じ環境にいるのではなくて環境を変えなさいと言われるのは、まさにこのメリットがあるからだと思っています。
職種、業界、国などの環境が変わると最初は疲れるけれど、気づいたらキャッチアップできている。疲れている時期に自分の無意識で猛烈に学習しているんだと思う。
— 丸尾@グローバル企業人 (@maruo_cross) July 13, 2018
同じ環境の人のなかで勝ち上がるのが難しい人ほど、環境を定期的に変えて、無意識の猛烈学習に手伝ってもらいましょう。
同じ環境のなかで抜きんでるのは正直つらいですが、経験やバックグラウンドが異なるところに飛び込むと、当然、自分にだけ貢献できることがあります。そうやって、環境を変えることで自分の独自性が磨かれていくことがあります。
次のポジションで試したいこと
キャリアを1要素だけずらし続けてきた結果に、今は満足しています。キャリアの幅は広がるし、一貫性を築けるし、掛け合わせで自在としてのレア度もあがります。そして、幸運にも常に年収は上がり続けています。これからも過去のキャリアと経験を掛け合わせて、市場価値を高めにいく戦略は、使い続けます。その一方で、次のポジションでは、キャリアをズラすだけでなく、「◯◯をしたい!」も追求していきたいと思っています。
「こういう状態」で仕事をしたい
もちろん、◯◯をしたい!というのがあれば最高なわけですが、自分にはそんな好きなことはありません。好きなことを仕事にしろと言われ続けても、仕事にしたいほど好きなことがないわけです。だから現実解として、仕事にするほど好きなことがない前提で、得意なことを、好きになるようにして、それを仕事にするというアプローチのほうが前に進めるし自分にあってる気がしています。
ちなみに得意なことというのは、”あまり苦労した気がしないが、相手が凄く喜んでくれること”と定義してます。
転職の思考法にも書いてありましたが、したいことが明確なTodo型人間よりも、こういう状態でありたいというBeing型人間の方が一般的だそうです。悲観的になる必要もないかと思ってます。
過去の経験を活かすキャリアを続けたけど「市場価値を高める転職して、 年収が上がって、それでどうしたいの?」と言われたら詰む
— 丸尾@グローバル企業人 (@maruo_cross) July 14, 2018
これからは「職場の人間関係、仕事の分野と質と難易度、貢献」の今と未来の理想を自分で定義してそれを実現する形にしていく
転職の思考法https://t.co/3624HGu5ZN
ということで転職活動を続けていきます。
PS:世にスーパースターが書いた本が溢れている中、きっちりした普通の転職を体系的にまとめてあるいい本をご紹介します。これを読んでつらつら考えるのが最初の一歩にするといいと思います。
みんな言っていますが、いつでも転職できる状態でいるのが精神衛生上も非常におすすめです。これは本当です。
丸尾