サラリーマンライター丸尾のキャリアと英語の記録

日本育ち留学なし純ドメTOEIC420凡人の社会人でしたが、英語・就活・昇進・転職をうまく積み重ねてキャリアアップしていきました。欧米アジアで駐在した後、いまはグローバル企業でマネージャーをしています。何もなかった過去の自分に向けてキャリアアップの工夫と努力の方法を伝えるように発信してます。

ビジネスに、いやサラリーマンに、というか自分のキャリアに、アートって役に立つのか?

「21世紀は、アートの時代だ」と最近良く聞きます。


最初にアートが重要になるという話を自分が聞いたのはダニエル・ピンクの「ハイコンセプト」という本です。「21世紀は、アートの時代だ」というメッセージ性で左脳と右脳の双方の力を説明していました。それを読んだときは全くピンときていませんでしたが、最近世の中はどんどんアートの重要さを訴えるようになってきています。



しかも、ただアートが重要になるのではなくて、ビジネスにもアートが必要だという文脈です。「え、ビジネスって自分がやっているような普通のサラリーマンの仕事?別世界のこと?」と疑問に思っておりまして、目に止まった記事や本を追っておりました。



抽象的でふんわりしたアートのような本や内容が多い中、下の2冊はツッコミどころはありますが、自分でも主旨は理解できるレベルで簡単に言葉でまとめられていました。




世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」 山口 周氏





ビジネスの限界はアートで超えろ! 増村氏




詳しい内容は本をお読みくださいではありますが、自分なりに抜粋要約すると「これからはビジネスも論理的思考・MBAでは勝ち残れなくなっていく、直感・感性・アート・美意識も組み合わせた両輪での戦いが求められるからだ」という話です。アートという題材が、きちんと言語化されているのがこれらの本の良いところだと思っています。



・実はデッサンは、「俯瞰」と「主観」を繰り返す作業で構成されていて、全体像から細部を詰めていくトレーニング


・アートは思考を現実にクリエイトするもので、デザインは課題解決するソリューションで、アートとデザインは違う言葉


・アートの力は日本の教育では才能のようにみられるが、欧米では教育カリキュラムにて指導されている


・基本的には画家はその作品を言語化をすることが可能である。



この辺りは、アートに興味が薄かった自分からすると、本当かどうかは知りませんがとても面白い内容でした。興味があればぜひ読んでみてください。










で、自分の役に立つの?


ただ、一介のサラリーマンからすると、「アートの知識教養」と「アートの力」は、少なくともすぐに自分の役に立つことはないと思っています。


まず、「アートの知識・教養」です。世界のビジネスけど、欧米のエリートやインタビューを受ける著名人ならいざしらず、サラリーマン程度ですとまず語る場所がありません。欧米に住んでいましたが有名美術館の感想や「あの絵を見たことある?」位は話しますが、アートの成り立ちや深い話なんてしたことは全くありません。


しかもこれ系の本や文脈の多くは、アートというか単に美術史やら絵画の知識の話な気がします。もしも世界エリートの仲間の輪に入るための教養として「美術の知識」が必要なら「英語」の習得の方が先だと思うんですよね。


次に、「アートの能力」です。経営やプロダクト作りに一種の右脳性、アート性が求められるという話は、本やインタビューを読む限り理解はできます。しかし、少なくとも現状のサラリーマンの仕事は、アート能力の高低で生産性は変わらないです。実際、自分の職場でアート能力は一切評価されません。


しかも、アート力は身につけられる前提でほとんどの話が進みますが、本当に身につくのかはブラックボックスです。それなら身につくことが保証されているスキルとか、楽しいプライベートの方が大事に思えます。


ということで、少なくとも今はアートを真剣に取り組む気は起きません。もちろん、5年以上先は一般人の丸尾にはわかりませんので、将来AIに代替できない分野としての「想像するアート力/右脳力」はニーズが高くなる可能性がありますし、



事実、欧米ではアートのバックグラウンドの人材ニーズが高まってきていますよね。例えば、このマッキンゼーのPodcastのコメンテーターはコンサルト兼デザイナーです。Podcastの内容もビジネス的なデザインの価値です。





また、先日、ロイヤルコペンハーゲンのイベントに行ったときに、「食器は全て世界に1枚しかない」というフレーズをたくさん聞きました。コピーが容易になった上に、将来オリジナル判別が容易なれば、オリジナルに対するデザイン的価値が跳ね上がる未来もありえますよね。


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幸い妻が美術を大好きなこともあり、しばらくは趣味のような距離感で触れようと思っています。美術館で色々と絵をじっくり見て、感じたことを言語化して妻と言い合う位のゆるい感じで少し継続してみようと思います。







https://twitter.com/maruo_cross/status/1056059117561774080











とはいえ、最後に個人的な思いを伝えられるのであれば、やっぱり、若い人が身につけるならアートよりは英語の方が良いと思います。


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丸尾