突然ですが大学生や社会人にもなると、帰国子女や長期海外留学経験者などの「英語ができる人」とそれ以外の「英語ができない人」というのは努力では越えられない壁でわかれていると思ってしまっていたりしませんか。
といきなり質問したのはなぜかというと自分が大学時代にそう思っていたからです。そして超えられないなら意味がないなと英語の勉強をしないでそのまま英語ができないどこにでもいる社会人になってしまったという過去があります。
その後は社会人からなんとか英語に取り組んで英語のとてつもないボーナス評価でキャリアを助けてもらえるくらいにまでなりましたが、そこで気づいたことは転職や企業人として英語ボーナスをもらうためのハードルは英語ネイティブレベルの帰国子女よりもずっと下だったということですね。
社会人から時間をかけて努力をすればなんとかなるレベルだったのであれば、ただの後悔ですがそれこそ学生のころからやっておけばよかったなと思っています。
「大学から英語やっても帰国子女や留学した人にはかなわない」という理由だけで諦めている学生がいたら、会社員で英語のメリットを受け取るための基準値はそれよりかなーーり低いので諦めないほうがいいと伝えたい。
— 丸尾@グローバル企業 (@maruo_cross) 2019年7月16日
大学から頑張ればお釣りがくるくらい充分に間に合います。
少し補足すると、全く英語に取り組んでいなかったので「英語ができる人」が具体的に見えていなかったんですよね。帰国子女のように英語ができる人には今さらなれないんだと勘違いして諦めてしまっていました。
どういう勘違いかというと、英語ができる人=英語ネイティブ=帰国子女=海外在住者(10年)=海外留学者(4年)=海外留学者(6ヶ月)=英語専攻=TOEIC900点でみんな一緒だろうくらいに思っていました。
でもこれは英語に取り組んだ人はすぐにわかると思うのですが実際にはそれぞれが全然レベル違います。というか「海外留学者」1カテゴリの中ですら努力の仕方と過ごし方などで全然レベルが違いますし、英語ができない人から見ると自動エスカレータのように見える帰国子女の方々も一概にすることはできません。
ちなみに中学以降に海外在住となった学生(帰国すると帰国子女となる学生)の海外での勉強をみたことがありますが、自動エスカレータでもなんでもなくてとんでもない量の語学インプットを努力で乗り越えていました。
それで、ここで伝えたいことはキャリアの上で英語ボーナスをもらうだけなら、自分自身が社会人からでも間に合ったので学生から間に合わないわけがありません。それなのに英語ができる人=たどり着けない英語ネイティブレベルと思ってしまい諦めていたらもったいないなという話です。
もちろん学習中につらい時期はあるのでそこを乗り越えるくらいの厳しさはありますが、諦めないでやるぐらいのメリットはあります。(継続していてモチベーション的につらくなる話はこちらの記事に書きました。)
最後に、先程のツイートにはそういう時期を乗り越えて英語ボーナスをもらっていらっしゃる方のツイートの声をたくさんいただけました。もし学習してらっしゃる方が読んでいればモチベーションになりそうなのでご紹介させてください。
僕は純日本人で高校でも英語が少し得意くらいでしたが、勉強してTOEICで900点台を取って、海外営業になれました。会社では海外とのやり取りの窓口として多くの仕事が来ますし、英語はやって損はありません https://t.co/XoFo3mYb7O
— ぱーしー/Parcy (@_tarotarochan) 2019年7月17日
自分も何もなかったのですが英語はできるようになったことでぱーしーさんのように良い経験を積む機会がもらえるようになってそれが差別化になっていったタイプです。だからこそ上位10%に入るくらいまでの継続は推奨したいですね。
100%英語の環境で働いて思うのは、仕事を進める上では語学以上に論理的思考力や実行力が重要ということ。
— コジオ @アメリカ赴任商社マン🇺🇸 (@kojio1701) 2019年7月16日
仕事の目的を理解すれば多少言葉が不明瞭でも幹の部分はずれないので、何も帰国子女レベルになる必要性はない。
ただ最低限の語学力はないときついので学生の内の習得を強く推奨したいですね。 https://t.co/nc81JM4WHE
まさにアメリカ駐在員のコジオさんに仰られると真実味がでます。
人事の後輩で入社時はTOEIC350点、現在920点&インドネシア語も話せて、今は中国事業の最先端で仕事してる輩がいます。彼曰く、『部活と一緒(彼は大学はアメフト部)。試合に出て勝つために必要なトレーニング、部活やってたら絶対やるでしょ?それと一緒ですわ』#語学は学んで遅すぎることはない。 https://t.co/lFj6pALIzs
— 川下俊輔🇯🇵SNAP 発起人(S: 採用を通じて N:日本を A:熱くする P:プロジェクト) (@SKawashita) 2019年7月16日
実際に英語は継続力が求められる点やスピーキングでは実際に顔や声の筋肉も使うので、おっしゃる通りスポーツに近いところが多々ありますよね。まずは続けないとできるようにならないけど考えられたトレーニングが積み重なれば成果になっていくところも似ている気がします。
これは社会人になってからも同じです。
— ルーフィ@バンコク🇹🇭 (@ChryoGL) 2019年7月17日
特に日系企業においては、やったもんがち状態です。
学歴がなくても目立った実績を残せてなくても、コツコツ積み上げがききチャンスが広がります。
社会人になってからキャリアを一気に巻き上げるために最も良いツールの一つは英語かもしれません。 https://t.co/hu3RLtZToq
本当にこれですね。自分も何もないソルジャー社員でしたが英語はできるようになったことで貴重な経験を積む機会がもらえるようになっていきました。
一度身につけたら一生モノなので、学生の皆さんには諦めないでほしいです。
— らーちゃん@また🇶🇦へ (@TgGHtpVjj149qX5) 2019年7月17日
早くマスターすれば、その分、長期にわたりリターンを享受し続けられますし。 https://t.co/8Q5ZjtpLFq
これまた本当にそのとおりですね。ネイティブというと無理かもしれませんが、リターンをもらうところまでに必要な英語力とするとかなり現実的なハードルなのでそこまで来ると成功体験と相まって英語が好きになりますよね。
まさに!
— 高校中退⇒Fラン大⇒外資経理@かみぞの (@kamifinance) 2019年7月16日
私は社会人になってから英語の勉強を本気でスタートしましたが、メチャメチャ恩恵にあずかっている。
これだけ英語、英語と言われていてもまだまだ英語を使えない人が多いので、その分強みになる。
自分も社会人からはじめてリターンを享受しているので、学生からはじめられたときの恩恵はさらに大きいと信じています。(同時に後悔もしています。)
もっと昔から頑張っていたら、とも思うが、25歳から学び始めて3年、英語を使う仕事に就いているので、勉強を始めるのは遅すぎることはない。
— はな🌸産業保健師×漫画とブログとデザイン (@hanalife2) 2019年7月17日
Reading,Writingはできても私はSpeakingは本当に難しいので、これからも継続的にがんばろ。 https://t.co/H6EPRxjaIk
最初の3年間(というか3ヶ月)続くのが最初の関門ですよね。メリットを受け取るのは早ければ早いほうがいいですが、おっしゃる通り勉強におそすぎることはないし、気づいた今日が一番早い日というのもあります。
確かに、27歳頃までは外資系に勤めてるとはいえ「英語なにそれおいしいの?」状態だったけど、そこから一念発起して英大学院行って今ではロンドンでグローバル案件ガリガリ回すプロマネをやってるから、学生時から諦めるのは早すぎる。英語はネイティブレベルには程遠いけどw https://t.co/VOWtYzBhic
— めい🇬🇧ふぃーるど (@mayfield904) 2019年7月17日
ネイティブレベルにほど遠くてもロンドンでグローバル案件回せてるというのは励みになります。逆に言うと英大学院からの海外勤務で近づいても遠く感じるとは近づくほど遠くなるネイティブレベルですね。
これスゴイわかります。私は社会人7年目インド駐在🇮🇳なってから英語の勉強を始めるという遅いスタートでした。そりゃ苦労しました笑 仮に大学4年間みっちりやれば、まだ大きなメリットを享受できます。社会人になってからでも十分間に合います😊私は帰国子女でもなければ留学もしてません。
— ジョリビー 🐝🇵🇭駐在員 (@Jolliebe_global) 2019年7月17日
ネイティブでも帰国子女でも留学でもないけれど英語でリターンとるところまでは充分いけますよね。当然組み合わせが前提になってはしまいますけれど。
はい。私たちは中学から3年〜10年程度英語を勉強した基礎があるので、英語初心者の日本人ってほぼいないと思ってます。なので、その基礎の上に応用を積み重ねるだけなので、何歳から始めても遅すぎることってないと私は思ってます。
— あなこんだ 🇹🇭 エロ駐在員×エロWEBライター (@anaconda1818) 2019年7月18日
アナコンダさんの仰る通りで週一の英会話教室に通うだけで話せるようになると思ったらそこは違うんですよね。週10〜20時間くらいでしょうか。
いかがでしたでしょうか。ご紹介したツイートをしてくださった方も英語ネイティブレベルではなくても英語ボーナスをもらっていらっしゃる方が多そうで安心しました。近づけば、近づくほどに、ネイティブ遠ざかるばかりなので、日本で英語ボーナスをもらうことだけに照準をあててハードル低くして続けてみるのもいいですよ。
読んでいただきありがとうございました。
肝心の英語学習について考えたことはこちらの記事に書いてます。
ツイッターでは社会人からの英語についてよくつぶやいてます。